木ここち家ラボ

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お金のこと
頭金はどれくらいあればいいの?
2019年10月31日更新
CONTENTS
1.
頭金は住宅ローンを減らす資金
2.
諸費用や生活予備費を考えて

マイホームを購入する際は、頭金と住宅ローンで支払うのが一般的です。頭金とは、購入価格からローン借入額を差し引いた金額のことで、物件価格の2割程度が理想的だといわれています。

頭金は住宅ローンを減らす資金

頭金が多いほど住宅ローンの借入額を減らすことができ、早く完済できる可能性が高くなります。返済期間が短縮される分、利息を減らすことができ最終的にコストを削減することもできます。また、頭金の分だけ毎月の返済額を減らすこともできます。

諸費用や生活予備費を考えて

頭金は多ければ多いほど良いというものではありません。たとえ多くの貯蓄があってもすべてを頭金にするのではなく、将来的な支出や必要な貯蓄額を見極めて、生活費として手元に残しておくことも大切です。

マイホーム購入時には、建築費以外にも家具の購入や引っ越しにかかる費用、税金や手数料などの諸費用が別途必要になります。また、病気やケガなど家族に万が一のことがあったり、働くことができなくなったりした場合の備えも必要です。一般的には、生活資金の最低でも半年、できれば1年分程度の貯蓄があれば、いざという時の備えになるといわれています。ほかにも子どもの教育資金や車の買い替え資金など、将来の生活スタイルまで想定した上でどのくらいの額を手元に残すのか、各家庭状況に合わせた無理のない範囲で頭金の額を検討するようにしましょう。