木で囲まれた寛ぎのリビングと、ダークトーンのキッチン。
色の濃淡でラインの美しさが際立ち、また自然とゾーニングもされています。
リビングの窓はフルオープンサッシを採用し、テラスと一体感のある設計です。
視線が奥へと誘われるLDK。
「カッコいいお家に住みたいな…」「吹き抜けってカッコいいな…」
インスタグラムを始めたくさんの施工写真を見て、そう話されていたオーナー様に設計がご提案したのは板張りの勾配天井リビング。
ご要望と違う提案に最初こそ驚かれていましたが、デザイン性と老後は1階で暮らせる間取りにご納得。
『叶えたい暮らし』の本質を捉えたプランニングにご満足頂きました。
空間を引き締めるキッチン。
LDKの中心に構えるアイランドキッチンは人気のモールテックス仕上げ。
無機質でシームレスな鉱物表情と温かみのある無垢材は、異なる質感だからこそ引き立て合います。
お引渡しの際には「先日、旅行に行ったのですがこのお家が出発地なら、もう行かなくて良いねと話しています。」と嬉しいお言葉を頂きました。
寝室、フリースペース、ワークスペースがアクセントウォールで緩やかに仕切られた2階。
風合いのあるヘイムズペイントで仕上げました。
1階と同じうように、光・風を通し
お互いの気配を感じる開放的な2階はつまり、すべて繋がった1部屋なのです。
心のゆとりがある、おおらかであたたかなオーナー様そのものを表しているようです。
お二人のライフスタイルは
余計なものがそぎ落とされたシンプルなライフスタイルですが
間取りもとても明解でシンプルになりました。
でもだからこそ、そこに余白ができ何とも言えずゆったりとした
あたたかい空間が生まれました。
やはりお二人のお人柄なくしてこのお家は出来上がりませんでした。
楽しくワクワクしたプランづくりの時間を過ごさせていただき
心よりありがとうございました。
『ドラえもんのポケットハウス』でこれらも
ずっとずっと、素敵なお二人でいてくださいね。
―設計より―